私たちの「免疫」を語るうえで、忘れてはならないのが「リンパ」です。リンパの循環をスムーズにして、免疫力を高めるイルチブレインヨガの「全身たたき」を紹介します🍀

冬になると、何度も風邪をひく人がいます。そんな人は、リンパ球が減っている恐れがあります。リンパ球は、風邪のウイルスをやっつける役目を持っています。風邪をひいたとき、首などのリンパ節が腫れることがありますが、これは身体の中をパトロール中のリンパ球が、侵入した病原体をリンパ節で見つけ出し、闘っていることを意味します。
免疫力を高めるイルチブレインヨガの「全身たたき」
リンパにはもう一つ、大事な仕事があります。それは、私たちのカラダの中で日々生まれているがん細胞などの異型細胞を除去することです。人間の体内で1日にできる異型細胞の数は数千個とも言われています。しかし、リンパがいるおかげで通常はがんを発症せずに済みます。「風邪は万病のもと」と言われるのは、風邪をひいてリンパ球が減ると、悪質な細胞を除去する働きが衰えるからです。

リンパ組織をしっかりと働かせるために重要なのが、リンパのスムーズな循環です。リンパは全身をめぐっていますが、その際のポンプの役割を果たすのは筋肉です。血液の場合は、心臓がポンプとなって全身に送ってくれますが、リンパにはそのような臓器はありません。このため、筋力が衰えていたり、カラダを動かさないでじっとしたりしていると、リンパは重力に従って下の方に滞ってしまいます。これがむくみです。

イルチブレインヨガの「全身たたき」は、カラダ全体の筋肉をくまなく刺激して、リンパのめぐりをスムーズにする体操です。リンパの循環を促し、免疫力を高めることができます😊😊😊