みなさま、毎日暑いですが、皆さまの腸はお元気ですか?

私たちの健康にとって、”腸”は非常に重要な役割を担っています。

中でも「消化」は、腸の7つの働きの中でも特に重要な機能のひとつです。

どんなに栄養のある食事をしても、腸がうまく働かなければ、私たちの体にとって本当の「栄養」にはなりません。

江戸時代の健康書『養生訓』には、こんな一節があります。

「食少なければ、脾胃の中に空処ありて、元気めぐりやすく、食消化しやすくして、飲食する物、皆身の養いとなる。」

現代風に言えば、

「小食にすれば、脾胃(=胃腸)に2〜3割の隙間ができて、エネルギーが巡りやすくなり、消化もしやすくなる。その結果、食べたものがすべて体の養分となる」

ということです。

小食のすすめ:腸に“余白”を与える

現代人はつい、時間に追われる中で早食いや過食をしてしまいがちです。

しかし、食べすぎは腸に大きな負担をかけ、消化不良や便秘、疲労感の原因になることもあります。

腸にほんの少し「余白」を与えてあげることで、腸内のエネルギーの流れがスムーズになり、

本来の消化吸収力が発揮されます。

これが、体調を整え、免疫力や集中力を高めることにもつながるのです。

腸を整えるために:イルチブレインヨガの「腸運動」

イルチブレインヨガでは、腸の働きを活性化させる「腸運動」をおすすめしています。

腸をやさしく動かすことで、血行や気の巡りがよくなり、腸の自己浄化力やリズムが整います。

ただし、腸を元気にするためには、まず第一に「腸に負担をかけない生活」が基本です。

つまり、「何を食べるか」よりも「どれだけ食べるか」を見直すことが、腸活の第一歩といえるでしょう。

毎日の食事、つい「満腹になるまで」食べていませんか?
「本当に今、体はそれを必要としているのか」
一度立ち止まって、腸の声に耳を傾けてみてください。

腸が軽やかになると、心も体も自然と元気になります。
ぜひ今日から、少しの「小食」と、やさしい「腸運動」を生活に取り入れてみてくださいね♪